SUGOI-neによるエビネ栽培。
  平鉢の大きな鉢使用。
  地植えしたような植え方。
  ラン菌の住む鉢内になっている。
  エビネのライフラインが完備している!
   一年中温室の中なのに、W芽になっている。
  
  2010年の夏は猛暑つづき。
  SUGOI-ne栽培なら夏ばてしない!!
大震災。
人間が生きるための生命線が絶たれた!
人間もランも植物も生き物。
ランもライフラインが絶たれたら生きてゆけない!
今度の震災で・・・生命の安全保障が大きくクローズアップされた!
電気、ガス、油・・・水道。
エネルギーと水。
これは人間だけではない・・・植物も動物も同じである。
自生地には、悠久の時間が作り上げた植物のライフラインが構築されている。
鉢栽培????
人間の都合で考えられたもの。
鉢なら移動できる!
しかし、この鉢には・・・・ライフラインが構築されていない!
とくにランでは、用土にラン菌が生息していない!
震災における「仮設住宅」のようなものである。
永住のエリアではない!
鉢はランの永住の地ではない!
ランの、植物の愛好家なら・・・・少しでも住み易いようにするのが・・・本当の愛好であろう。
押し付けの、身勝手な愛好では・・・逆にイジメになってしまう。
これまでのラン栽培、植物栽培は・・・・イジメの栽培であった!
SUGOI-neの炭素循環栽培法は・・・
鉢内に自生地のラン菌によるライフラインを構築して栽培するものである。

生きるためのエネルギー。
動物は食べ物を食べて得る。
植物は・・・葉緑素で光合成を行なって炭酸ガスから炭素を得る。
炭素を燃やして生きている。
そのように学校で教えられ学んできた。
本当に植物はエネルギーの安全保証を光合成のみに頼っているのかということである。
近年、光合成以外のルートでもエネルギー源の
炭素化合物を得ているいるのではないかという知見が出てきた。
その一例が葉を持たない「腐生ラン」に見る生態系である。
この一群の光合成を行なわないラン科植物は暗黒の中で生きている。
一体、この植物達はどこから生きるために必要なエネルギー源・・・即ち炭素を調達しているのか??・
そういう疑問である。
このランのライフラインとは何か???
「ラン菌」である!
全てのラン科植物26000の原種は、プロトコーム時代は、腐生ランと全く同じに、
暗黒の条件下で生きる。
ランの種子には他の植物のような胚乳を具備していないから、
この時代のエネルギーは他所から調達しなければならない。
親からの遺産(胚乳)もない、己の力で光合成も出来ないプロトコームが・・・どうして生きられる。???
救援活動をしてくれるボランテアがいるのかもしれない??・
このたびの震災でのボランテアの活動を見ると・・・・
ランのプロトコームにも当てはまる。
このボランテアが「ラン菌」である。
ランは菌根植物である!
ラン科植物が菌根を捨てない理由は・・・エネルギーの安全保障である、生命の安全保障である。

この最も重要なものが、これまでのラン栽培に欠落していた。
ランは菌根植物!
ラン菌の生息していない水ゴケ、バーク、軽石、ヤシ繊維で栽培してきた。
とんでもない栽培が普及してきた。

ラン菌の生息していない用土丹は、生命の安全保障はない。
だから、蘭展で販売される鉢の運命は、一年後90%以上の株が枯れる状態である。
現在のラン商売というのは、枯れることを想定して成立している。
無菌播種、メリクロンによる苗生産・・・・山堀株で・・・補充して成立している。
株が枯れてもらわないと商売が成立たない。
そのように・・・おっしゃる・・・プロもいる。
ラン菌の生息しない水ゴケ、バーク、軽石などの用土というのは、
ランから見ればライフラインが整備されていない震災の「仮設住宅」のようなものである。
永住は出来ない。
そういうことで、蘭展、園芸店で販売されている殆どの鉢は、枯れる運命になり、
極一部の株のみが・・・優れた栽培者が管理した鉢のみが生き残ることになる。
ラン菌のいない用土での栽培は、手塩にかけ、細心の注意を払わなければ生存は難しい。
「点滴」で生きている状態だからである。
水ゴケ栽培に液肥を与える栽培は・・・・人間でいえば・・・・点滴で生きている状態である。



このことをよーく考えて見ることである。
植物の自生地というのは何千万年をかけて・・・ライフラインが構築されている場所である。
ラン菌が生息し、共生してライフラインが完成している。
これを削除しての栽培というのは、ライフラインが欠落した栽培である。
ところが、これまでのラン栽培というのは、
ライフラインを化学肥料の「点滴」に頼ってきた!
それが・・・常識にまでなっている。
植物の自生地、ランの自生地のライフラインを無視した栽培である。
だから・・・ラン栽培は難しい!

蘭展を止めるところ多くなった!
毎年継続して開催する大きな蘭展は・・・・・東京ドームの蘭展と宇井清太の夢炎蘭展になるのではないか???
なぜ中止になるのか???
販売ブースで鉢が売れないからである!!
ブースの場所代金を支払えば・・・・赤字になれば業者は出展をあきらめる。
赤字になっても出せる業者は・・・・多くはない!
それではイベント会場を借りることは出来ないことになる。
それで中止。

なぜ会場でラン鉢が売れなくなったのか!
普及に蘭展が貢献できなかったのか????
その最大の理由が・・・・前記のランのライフラインを削除した用土で植えてきたからである。
花を作りたい人で、枯れて嬉しい人などいない!
枯れてくれないと商売にならない・・・というのは・・・・とんでもない話で、
花作りの心理と大きく乖離したもの。
一鉢が上手に作れて、素晴らしく咲けば・・・・嬉しくなって、次々に多くの鉢を買ってくれる!
それが・・・・隆盛、発展につながる。

しかし、残念なことに、この2,30年、多くの本が発行されもした、
全国各地で蘭展も開催された・・・・栽培講習会も頻繁に行われた・・・・
テレビで講習されている・・・・。
しかし、次々に大きな蘭展が中止に追い込まれている現実。
その原因を深く考察すると・・・・ランが「菌根植物」であるという問題にたどり着く。
ランのライフラインを想定しない用土での栽培に・・・・根本問題があるのである。

原発の問題が大きくなった。
電力供給の問題。
植物、作物栽培にも「停電」が大きく関係してくる。
「植物工場」。
まともに影響が出る。
自然の恵みの太陽を削除して、点滴、電気の光で光合成させるという栽培法は、
停電の前に・・・破綻するからである。
植物の生命安全保障が・・・電気一つで崩壊する。
ラン栽培も停電で。
宇井清太の蘭園も1日だけの停電だったが・・・・大面積が故に守るのに必死。
Cymbidiumだから守ることが出来たが・・・。
これが10日も続けば・・・どうなっていたか・・・・。
そういうことで、耐寒性の強いCymbidiumを50年続けてきたのであるが・・・・・
適地適産というのは植物栽培の基本である。
ライフラインが破壊されても・・・生き残れる。
しかし、宇井清太は・・・・今でもCymbidiumを作っている!
なぜ「原種」を作らないの・・・・と嘲笑した者も何人もいる。
原発村?
蘭界村?
共通するものがあるようである。
ランにとって、今回津波のようなライフラインの破壊は・・・・
山堀り・・であろう。
年万年も費やして構築した自生地の生態系を根底からはがして・・・・
別な用土で栽培する・・・・
この人間の行為は、ランの立場に立てば・・・・怒涛のような津波にも似た猛威かもしてない。
茫然自失の運命としか言いようのないものだろう。

ランのライフラインということを、震災が起こった今こそ、深く考えてみる時かも。
SUGOI-ne。
ラン菌。
その意味が理解出来るかもしれない。




ライフラインについて

     植物にもライフラインがある
       もう一つのライフラインがラン菌である!
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